全国にリゾート施設を展開する星野リゾートが、東京・大手町に2016年7月オープンした日本旅館「星のや東京」。「塔の日本旅館」をコンセプトに掲げる同館は、日本の文化や伝統を重んじながらも新しい魅力を発信している。
その特徴的な要素のひとつに、庭と平屋木造という伝統的な日本旅館の仕様を、地下2階から地上17階までの縦に長い設計に変えた点がある。そのフロアごとに、地下1500mから湧き出る温泉を使った露天風呂や、お茶やアルコールでゆったりと寛ぐためのラウンジ、他にもフィットネスやスパなどを展開する。
また旅館を楽しむ上では、美味しい料理の存在も欠かせない。「星のや東京」のダイニングでは、数々の世界的な料理コンクールで輝かしい成績を収めてきた料理長の浜田統之氏が腕を振るう。2017年3月より提供を開始したコース料理「Nipponキュイジーヌ」では、浜田氏が得意とする魚料理を、日仏料理を融合させた新しいスタイルで演出。このコース料理は宿泊者以外も味わうことができる。